睡眠薬依存症

弊社は茨城県保健福祉部障害福祉課、精神保健福祉及び各市町村保健所、精神障害患者移送指定事業者として委託を受けている精神疾患者搬送の事業者です。弊社では都道府県を問わず、ご家族様では手に負えない患者様の移送を承っております。
どうしても説得に応じなくて困っている、病院に連れて行きたくても連れていけない、今にも自殺しそうで気が気ではないなど、どうすることもできなくて最悪の事態になってしまう前に、何卒弊社にご相談ください。


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睡眠薬依存症とは

睡眠薬依存症は薬物依存症の一種で、睡眠薬の服用によって得られる精神的、身体的な作用を求めるようになって、自分の意思では服用をコントロールできなくなり、服用を中止すると強い不安感を覚える(離脱症状)ために止めることができなくなってしまう精神疾患です。患者は過剰な睡眠薬の服用によって自分自身の身体を壊してしまうだけではなく、家族や友人に迷惑をかけたり、様々な事件や事故を引き起こしたりします。これによって徐々に、社会的信用も人間的信用も失っていきます。


なりやすい人

睡眠薬依存になりやすい人としては、睡眠薬を常用する人、つまり、統合失調症、うつ病、不安障害(パニック障害)などの睡眠薬を医師から処方される精神疾患者に多く、また、不眠症などで市販薬を常用している人も注意が必要です。

精神疾患者の場合は特に、不眠症からくるイライラへの対応として使用される場合が多く、また、睡眠薬として使用される薬剤の多くが抗不安薬としても使用されている薬剤なため、途中で服用を止めたときの離脱症状から、なかなか止めることができなくなって行きます。 また、睡眠薬を飲んだ時のお酒に酔ったような効果(陶酔感)を求めて常用してしまい、止められなくなって依存症になってしまうケースも多々あります。


主な症状

睡眠薬依存症は服用を続けている間にはなかなか出ません。身体的離脱症状(禁断症状)として、服用を中止したときに、飲まないと眠れなくなったり、眠れないために夜中にイライラしたり、いてもたってもいられなくなったりします。また、飲んで寝た翌朝に脱力感が残ったり、ふらついたりする場合があるほか、精神的な症状として、睡眠薬を飲まないことによって起こる不安感があげられます。睡眠薬の種類によっては不安感、手の震え、幻覚、錯覚などが出たり、大量摂取による呼吸中枢麻痺から死に至ることもあります。


ベンゾジアゼピン系睡眠薬

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は現在処方されている代表的な睡眠薬で、本来は抗不安薬として処方されていたものでしたが、睡眠作用も強いために睡眠薬としても広く処方されるようになりました。
感情に関係する脳内の視床下部などに働きかけて、不安や緊張を取り除くことで眠気をもたらす仕組みです。自然な眠りに近い入眠を導くことから、睡眠導入剤とも呼ばれています。

古い睡眠薬と作用機序(働き)が違うために比較的安全で、副作用なども少なく、誤って大量服用をしてしまっても死に至る可能性が低いものです。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬(抜粋)

商品名作用時間一般名剤形
エスタゾラム中期作用型ユーロジン1 mg 錠剤
2 mg 錠剤
1%1g 散剤
塩酸リルマザホン短期作用型リスミー1 mg 錠剤
2 mg 錠剤
クアゼパム中期作用型ドラール15 mg 錠剤
20 mg 錠剤
ゾピクロン超短期作用型アモバン7.5 mg 錠剤
10 mg 錠剤
ソルピデム短期作用型マイスリー5 mg 錠剤
10 mg 錠剤
トリアゾラム超短期作用型ハルシオン0.125 mg 錠剤
0.25 mg 錠剤
ニトラゼパム中期作用型ベンザリン2 mg 錠剤
5 mg 錠剤
10 mg 錠剤
1%1g 散剤
ハロキサゾラム長期作用型ソメリン5 mg 錠剤
10 mg 錠剤
ブロチゾラム短期作用型レンドルミン1 mg 錠剤
フルニトラゼパム中期作用型サイレース1 mg 錠剤
2 mg 錠剤
フルニトラゼパム中期作用型ロヒプノール1 mg 錠剤
2 mg 錠剤
フルラゼパム長期作用型インスミン10 mg カプセル
15 mg カプセル
フルラゼパム長期作用型ダルメート15 mg カプセル
ロルメタゼパム短期作用型エバミール1 mg 錠剤
ロルメタゼパム短期作用型ロラメット1 mg 錠剤

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の効果

抗不安作用 不安や緊張、焦燥、イライラなどの不安定な精神状態を和らげます。不安感や気持ちの落ち着かなさを訴えるような心身症・不安障害・うつ病・自律神経失調症など幅広い適応症を持ちます。
催眠作用 中枢神経系を抑制して、眠気を起こさせます。お薬の種類によって、作用持続時間と強さが異なりますので、医師は個々の不眠症状に合わせて適切な薬剤をセレクトしています。
筋弛緩作用 筋肉の緊張を緩める作用があり、筋緊張性頭痛やストレス緩和の効果がありますが、日常生活に支障を来たすレベルの脱力感や倦怠感といった副作用として出る場合もあります。
鎮静作用 中枢神経系の過剰な働きを抑えるので、激しい興奮や気分の異常な高揚、錯乱、暴れ回っている状態などを鎮静する作用があり、静脈注射での投与であれば短時間で鎮静の効果を発現します。
抗痙攣作用 癲癇(てんかん)や小児熱性痙攣、神経症などによるけいれん発作を抑えたり、予防したりする効果があります。けいれん重積状態の場合には、ジアゼパムやクロナゼパムを静脈注射する事もあります。


バルビツール酸系睡眠薬

バルビツール酸系睡眠薬は最も古いタイプの睡眠薬で、現在では危険性を考慮してほとんど使われておりません。服用が続くと不安感や手の震え、幻覚、錯覚などといった禁断症状がでやすくなります。
この系統の睡眠薬は中枢神経系に作用するため、大量に服用すると呼吸中枢麻痺に陥り死に至ることがあります。

バルビツール酸系睡眠薬(抜粋)

一般名作用時間商品名剤形
ペントバルビタール短期作用型ラボナ50 mg 錠剤
ヘキソバルビタール短期作用型チクロバン200 mg 錠剤
アモバルビタール中期作用型イソミタール200 mg 散剤
フェノバルビタール長期作用型フェノバール30 mg 錠剤
10%1g 散剤
1 mg 粉末
0.4%1mL 液体
バルビタール長期作用型ホエイ5 mg 錠剤
10 mg 錠剤


非バルビツール酸系睡眠薬

非バルビツール酸系睡眠薬は、バルビツール酸系睡眠薬の欠点を改善するために開発された睡眠薬で、バルビツール酸系睡眠薬と比べて睡眠作用が弱い。しかし、依存度、副作用ともにバルビツール酸系睡眠薬よりも強く、服薬を中止した時の禁断症状も改善されないため、現在では補助的な用途を除いてほとんど処方されていない。

非バルビツール酸系睡眠薬(抜粋)

一般名作用時間商品名剤形
ブロムワレリル尿素中期作用型ブロバリン100 mg 錠剤
ペルラピン中期作用型ヒプノジン2.5 mg 錠剤
ブトクタマイド中期作用型リストミンS200 mg カプセル
ゾピクロン超短期作用型アモバン7.5 mg 錠剤
10 mg 錠剤
ソルピデム短期作用型マイスリー5 mg 錠剤
10 mg 錠剤


患者さんを責めないでください

不眠から睡眠薬を常用するということは、何らかの精神疾患があるかもしれません。その場合、今は抗不安薬などの睡眠薬だけの服用でも、今後精神安定剤や抗うつ剤などが処方されるかもしれません。患者さんを責めるのではなく、服用するきっかけとなった原因について一緒に考え、患者さんが安心して治療を継続していけるようにしましょう。


原因と治療

睡眠薬依存症患者の多くは、医師から睡眠薬の処方を受けている人がほとんどです。医師が治療のために処方した睡眠薬の用量を超えて服用したり、調子が良い時や面倒くさいなどの理由から決められた量を飲まずにためこんでしまうこともあります。また、治療の途中で睡眠薬の服用を勝手に中止した場合などにも症状が現れることがあります。

治療に際してまず重要なのは、睡眠薬を常用しているということは少なからず依存があるかもしれないという「本人の認識」です。急に服用を止めたことで不安になり、イライラしたり、精神疾患を抱え、夜中に問題を起こしてしまうこともあります。また、決められた用量を超えて飲んでしまうと、血圧や心拍数、血糖値などにも異常があらわれ、命に関わる場合もあります。

睡眠薬を飲んでいる理由、不眠症の理由を考え、その原因を取り除いて治療して行くことが根本的な解決方法となります。しかし、睡眠薬への依存があるうちは急に服用を中止できません。必ず主治医などと相談の上で、今後の治療の計画を立てて行くようにしなければなりません。

睡眠薬依存症の患者様を抱えるご家族様、日々大変なご苦労をされていると思います。自殺や事故になる前に、弊社までお電話ください。専門の病院や医療機関のご案内、ご相談を承っております。


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